Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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めいじせそうひゃくわ

明治世相百話

山本 笑月

Leggi 明治世相百話 (めいじせそうひゃくわ) di 山本 笑月 (やまもとしょうげつ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 128.862 caratteri · 251 schermate

Aozora Bunko

木造鉄皮の米艦隊

と気にいったら床の間を離れない、もちろん病人などは後まわし。

そのうち追い追い洋式に押されて、明治十四、五年頃から漢方の先生はぽつぽつ引っ込む。浅草馬道の井城抱斎先生は早くも洋式に転向してなかなかの流行、それでも昔忘れぬ薬箱の御持参、旧式の桐箱ではない、黒皮張りのケースでふたをあけると原料の小瓶がずらり、別に蒸溜水の大瓶が一本、西洋手品の恰好でお目通りの調合はこれまた鮮やか。水薬はもちろん、丸薬でも散薬でも即座にこしらえて置いて行く、早くて便利で病家は大助かり。

木造鉄皮の米艦隊

それでも度胆をぬかれて見物

四十五年前、明治二十年の軍艦見物、しかも外国軍艦を見学した話ですが、海軍国の日本もその頃は至って貧弱、唯一の鋼鉄艦「扶桑」がようやく出来たばかり、それも僅かに三千トン、その時横浜へ入港した米国東洋艦隊というのが御同様の小艦で、旗艦は二千七百トンのオマハ、僚艦は二千五百トンのトレントン号、いずれも木骨鉄皮。

その司令官の少将夫妻に、某青年が渡米中お世話になったので、来朝を幸い父が右夫人を招待し、少将に太刀一口を贈った、そのまた返礼として軍艦へ招かれたのである。