Classici giapponesi con furigana
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めいじせそうひゃくわ
明治世相百話
山本 笑月
Leggi 明治世相百話 (めいじせそうひゃくわ) di 山本 笑月 (やまもとしょうげつ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 128.862 caratteri · 251 schermate
その夢物語の一場面、神田の真ん中、須田町界隈の珍風景をざっと再現。
市電の旧交叉点以北、筋違の見附跡、俗にめがね橋といった旧万世橋、それが東京一の大通りに架った石橋で、その手前二、三丁の間が全くの空地、緑したたる柳の立木が不規則に並んで、その間を鉄道馬車ががたことと通う。東は柳原の土手につづいて当時はほとんど片側町、橋向うには板橋通いのガタ馬車が客呼びのラッパの音、ほんとうに神田の真ん中とは思われぬ閑寂気分。
夏場はここが車力や小僧さんの昼寝の場所、柳の下蔭には飴湯や枇杷葉湯、甘酒屋などが荷を下ろして一ぱい一銭の立売り、汗を拭き拭き飲んでいる人力車夫や行商人など、そのほかの通行人にも唯一の休息地帯。その頃オムニバスという赤塗りの乗合馬車もここから両国方面へ往復。すべてのんびりしたこの筋違の広場にも、やがて甲武鉄道の延長から赤煉瓦の駅舎出現、名代のめがね橋とり毀しなど三十年頃からそろそろごたつく。
最後が電車の交叉点となり、郵便局や軍神の銅像など、凄まじい形勢一変。以来、銀座や日本橋を出し抜いて雑沓の焦点、親知らずといえば須田町と合点さるる危険区域、交通地獄の元祖となって大正の初め、青筋の腕章がそもそもこの須田町を皮切りにゴーストップの大骨折、噂に聞いた欧米都市の交通巡査が日本に初めて出現の発祥地とは、筋