Classici giapponesi con furigana
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めいじせそうひゃくわ
明治世相百話
山本 笑月
Leggi 明治世相百話 (めいじせそうひゃくわ) di 山本 笑月 (やまもとしょうげつ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 128.862 caratteri · 251 schermate
私は翁が手写された狂歌今昔物語を頂いたが、原書の版本よりも美しい字で書かれている。尚左堂俊満以来の名左筆で絵も達者に自画賛など折々拝見するが、まず明治文壇唯一の珍品、七十余歳のその筆蹟はまだ若々しい元気があります。
穏健という点から最後に右田寅彦氏を挙げる。朝日新聞時代に毎日書く原稿が一字一句も訂正しないで例の名文をあっさり書き流すほどの才筆、書風は至って穏健で、なんらの奇もないようだが、なんとなく飄逸の点があって、角のとれた通人風の書体、狂歌などには最も適したもので、本人も狂歌の短冊は随分友人の乞いに任せて書き与えたが、無論狂歌の方でも大将の資格があった。
以上のほか、明治時代を少壮で活躍した硯友派の山岸荷葉氏は雲潭門下で雲石と号し、七、八歳の頃すでに神童といわれたくらい、今では書家として通っている。日本派の俳人河東碧梧桐氏も一流奇矯の書体で、これまた書名を馳せ、明治の大家一六居士の息たる巌谷小波山人は父翁の衣鉢は襲がぬが、俳人らしい飄逸の書風である。また他にも、長田秋濤、江見水蔭氏等、それぞれ個性を発揮した妙筆はあるが、際限のない素人観に過ぎぬのでこのくらいに止めます。