Classici giapponesi con furigana
ja-reading.com
Leggi i classici giapponesi online con furigana. Filtra per livello JLPT, tocca una parola per il significato e traduci una frase.
めいじせそうひゃくわ
明治世相百話
山本 笑月
Leggi 明治世相百話 (めいじせそうひゃくわ) di 山本 笑月 (やまもとしょうげつ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 128.862 caratteri · 251 schermate
伊井蓉峰の父北庭菟玖波も五人男の花形で、写真の率先者、ヘベライともいった。今の花屋敷の東隣り、家の周囲には西洋の草花を植えて珍しがられた。生人形の亀八翁が大の懇意で、ある時ひとつ撮ってくれというと、写真は商売だからと剣もホロロの挨拶、それではよろしいとそのまま出て一丁ばかり行くと後からオーイオーイと呼び止め、今のは表向きだよとわざわざ連れ帰って撮影した。あれはよっぽど変りものでしたと亀八がよく話した。
その隣りの下岡蓮杖、これも九十二歳の長寿を保ったが、写真、洋画等文化の先駆者で、当時桐の大箱へ眼鏡(レンズ)をはめ込み西洋風景のクローム画を入れて「万国のぞき眼鏡」と称し、家の前へ七、八個並べて観せていた。江戸ッ子で、足袋屋の小僧だったが、その頃は足袋を足に合わせて誂えるものが多く、小僧の蓮城は顧客の足を計るのを憤慨して十三歳の時出奔、狩野菫川の門人になったという、子供の頃からの変り物。
最後はシナ人で羅雪谷という画家、指頭画をよくし、小指の爪を長くして墨を含ませ山水花鳥を画くが、まず俗画であった。愛らしい小犬がいて主人が月琴を弾くと必ず前へ坐って唄うつもりでうなっていた。