Classici giapponesi con furigana
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めいじせそうひゃくわ
明治世相百話
山本 笑月
Leggi 明治世相百話 (めいじせそうひゃくわ) di 山本 笑月 (やまもとしょうげつ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 128.862 caratteri · 251 schermate
と大気に入り。あまり褒めるので「そんなに気に入ったら進上しようか」「いや、それは有難い」というわけで、とうとう約束。
翌日箱に入れて芳町の川上宅へ持って行くと、同人大喜び、「私は動物が大好きで、狸も一匹おります」という。見ると中庭に可愛らしい狸がつないである。若い朝鮮人のチャムナン(丁無南)というのが世話をしていた。さっそくチャム君を呼び出して件の猿を引き渡したが、此奴すこぶる気が荒いのでチャム君たちまち引っかかれた。
その明治二十九年の六月、三崎町の川上座が落成して開場間際、今度は「どこかに熊の子はありますまいか」と大真面目、これには弱った。
ところが、どこからか熊の子を手に入れ、例の小猿や狸と共に持ち込み、川上座の運動場へ小動物園を設けたので、子供連れの観客は大喜び、幕間にはこの方が大入り大繁昌、川上はさすがに奇抜な思い付きをする男であった。
この川上が戦争劇に当って二十七年七月、遂に檜舞台の歌舞伎座へ乗り込んで「威海衛陥落」その他の狂言で大当り。このとき用事あって同人を楽屋に訪れると、大した室に納まっている。これは団十郎の特別に建てた室で、床の間付きの八畳に次の間六畳という洒落た建築。