Classici giapponesi con furigana
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めいじせそうひゃくわ
明治世相百話
山本 笑月
Leggi 明治世相百話 (めいじせそうひゃくわ) di 山本 笑月 (やまもとしょうげつ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 128.862 caratteri · 251 schermate
顔付はむずかしかったが、如才ない応対振り、元が元だけにすこぶる弁者で、ことに劇談はお手のもの、よく聞かされた団菊比較論「団十郎は自然に形が出来ています、見得をするにも他のように身体をきめてかからない、無造作ににらむその形がすでに立派なもの、菊五郎はこれと反対にまず身体をきめてからぎっくり見得をする、これも好い形だが自然には遠い、万事お芝居の格です、団菊の芸はすべてがこの調子」と、まずこんな工合に、菊五郎の顧問が団十郎を褒め上げる。
劇道以外にも抜け目がない。三十年頃の菊見時、「実は内職に一つやってみます」というのが大名行列の陶器人形、一寸ばかりの豆人形で先供の鎗持から殿様のおかご、引馬から後詰の家来、合羽籠まですべて大大名の行列一切、背景も遠見の城櫓、大手御門の構え、とても精巧の出来、団子坂の左側で上り詰めた場所植木屋の庭を借り込んで華々しく陳列したが、全く案外の大当りで名物の菊人形に劣らぬ繁昌、この時ばかりはあのむずかしい相好を崩して「どうです、ざっとこんなもんです」と、にたりにたり。
その後、築地川岸へ金水館という旅館を開いたがこれも一時は相応の繁昌、商才にも富み、一方には『歌舞伎年代記』