Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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めいじせそうひゃくわ

明治世相百話

山本 笑月

Leggi 明治世相百話 (めいじせそうひゃくわ) di 山本 笑月 (やまもとしょうげつ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 128.862 caratteri · 251 schermate

Aozora Bunko

。これがそもそも大変な代物。笛太鼓のしゃぎりはもちろん、合方の唄三味線など鳴物は一切禁止、俳優の台詞や仕草も劇的誇張はすべて避ける。いわば極端な写実劇で、平生のとおりの音声帯をそのままという実地芝居。こいつは凄い、おつだろうと早速のぞいて見て驚いた。ジリジリとベルが鳴って幕が開く。出る役も出る役も、ほとんど地声で気取りっけなしの受け渡し、声も通らねば筋も通らず、観客いずれも催眠術にかかってただうとうと、幕が閉まると大欠伸をして下足札を拍子木代りにチョンチョンチョン。

およそ気のない芝居で、二番目は普通の鳴物入り。米坡の狂女が呼び物であったが三日目ぐらいから客はがた落ち、土間も桟敷もちらりほらり、一座焼芋を食って籠城したのはこの時だ。その辛抱の甲斐あって追い追い売り出し、二の替りはまず中位の景気、中幕の福島中佐単騎旅行の看板は、一座の水野孤芳(後の好美)が画家出身だけに彩筆を揮った油絵で、これは確かに見ものであった。

その後、伊井、水野は浅草座の川上一派へ加わり、日清事件の戦争劇で新派は日の出、ついに歌舞伎座へまで乗り出したが、この時なぜか仲間割れ。