Classici giapponesi con furigana
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ちけむりてんめいじん
血煙天明陣
国枝 史郎
Leggi 血煙天明陣 (ちけむりてんめいじん) di 国枝 史郎 (くにえだしろう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 191.184 caratteri · 379 schermate
「わしはこういう触書を出したよ。『近年村々へ虚無僧、修行の態にて参り、百姓共へねだりヶ間敷儀申掛、或は旅宿を申付候様村役人へ申候故、宿取遣候得ば、麁宅にて止宿成難を申あばれ、其の場に居合候ものどもを尺八にて打擲致、疵付候儀有之段相聞不届之至に候』……ええとそれから『以来虚無僧ども聊かも不法之筋有之ば其の村方にて差押、御領者御代官、私領者領主地頭役場可致注進候』とな。……虚無僧。こいつが浪人じゃ」
「そのお触書は安永三年、たしか春頃にお出しなされましたはずで」
「浪人の跋扈はそれ以前から、幕府にとっては頭痛の種でな、ご府内では兵学者だの剣道指南だの、軍書読みだのと看板をあげ、上は士大夫に取り入ったり、下は町人に食い込んで、不穏の言説を注ぎ込むかと思うと、他方田舎や農村へ入っては、一揆を起こさせたり指揮したりし、もっと下がった輩になると押し借り強請、誘拐までやる」
「働くに職なく食うに術なく、そこでそのようになりますものと……」
はなはだ平凡の言葉ではあったが、そういう以外にいう言葉がなかった、で貝十郎はそういった。
「今日本に浪人ども、いったいどのくらいいるであろうな?」