Classici giapponesi con furigana
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ちけむりてんめいじん
血煙天明陣
国枝 史郎
Leggi 血煙天明陣 (ちけむりてんめいじん) di 国枝 史郎 (くにえだしろう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 191.184 caratteri · 379 schermate
十八
詰める詰める詰める詰める!
気はあせっても技量の相違、意気は余っても剣技の拙さ! 次第次第に後退がる織江、縁まで出たが足踏み辷らせ、ドッと庭へ顛落した。
してやったりと九十郎、つづいて飛び下りグーッと一突き!
が、とたんに中央の廃屋から、何物かドッと投げ出された。
「わーッ」
悲鳴!
「木乃伊だーッ」
お浦の手によって投げ出された木乃伊が、九十郎の胸にあたり、崩れてバラバラ地に落ちた。
恐怖!
タジタジとよろめいた隙に、飛び起きた織江斬り込んだ。
一合!
火花!
飛び違った。
隙なく斬り立てる九十郎! その鋭い太刀風に、タジタジタジ、後へ後へと、あせりながらも退く織江! 南無三宝草の根につまずき、
「あッ」
倒れた!
「くたばれーッ」と、斬り下ろそうとした九十郎の、肩のあたりにまたも木乃伊――縁に現われたお浦の手から、投げつけられた木乃伊が中って、
「わッ」
飛び退いたのを天の与えと、織江は飛び起き、
「父兄の敵イーッ」
自身死ぬ気で斬り込んだが、
「何を女郎!」
と横へ払い、九十郎は踏み込み踏み込んで行く。
屋内に飛び込み狂女のお浦、三つ目の木乃伊を抱えて来たが、縁の上で地団駄を踏み、