轻松读懂日语经典作品
ja-reading.com
轻松读懂日语,轻松阅读日语。在线阅读日语经典作品。支持在阅读过程中显示假名、查询生词、翻译句子。
つたかずらきそのかけはし
蔦葛木曽棧
国枝 史郎
「講談雑誌」博文館、1922(大正11)年9月~1926(大正15)年5月<br>よき夫婦、復讐とげられる、右京次郎団、兄妹邂逅大団円「現代大衆文学全集 第六巻 国枝史郎集」平凡社、1930(昭和5)年7月
N2 · 挑战 · 新字新假名 · 335,908 字 · 669 页
彼の子息の花村右門、その右門の妻の山吹が、御嶽冠者の手に捕らわれ、御嶽の砦に置かれていたが、それを遇する御嶽冠者の態度が、至れり尽くせりであったことである。
「噂に違わず御嶽冠者は、珍らしい立派な武士ではあるよ」
――で、同盟することにした。
同盟の引出物として御嶽冠者方では、山吹を鄭重に花村方へ送り、花村方からは家臣の一人、玄斎坊主之助を御嶽冠者方へ送った。
坊主之助が東条数馬の、父の敵にあたっているからである。
そこで衆人環視のもとに、数馬と坊主之助とは立ち合ったが、首尾よく数馬は坊主之助を討った。
が、要するに以上のことは、ずっと後日のことであって、今は鳰鳥と三太夫と、右京次郎の一団とが御嶽山を上へ上っている。
一ノ木戸、二ノ木戸、三ノ木戸と、一団は次第に越えて行った。
百地三太夫が鳰鳥を率いて、本陣へ行くということは、あらかじめ知らされてあったため、どこでも鄭重にあつかわれた。
こうしてやがて本陣へ来た。
御嶽冠者と鳰鳥とが、兄妹の対面をした時の、劇的の光景というものは、説明するにも及ぶまい。
以前に藪原長者のもとで、遊君としての鳰鳥と、嫖客としての「紫の君」