轻读日语

轻松读懂日语经典作品

ja-reading.com

轻松读懂日语,轻松阅读日语。在线阅读日语经典作品。支持在阅读过程中显示假名、查询生词、翻译句子。

つたかずらきそのかけはし

蔦葛木曽棧

国枝 史郎

「講談雑誌」博文館、1922(大正11)年9月~1926(大正15)年5月<br>よき夫婦、復讐とげられる、右京次郎団、兄妹邂逅大団円「現代大衆文学全集 第六巻 国枝史郎集」平凡社、1930(昭和5)年7月

N2 · 挑战 · 新字新假名 · 335,908 字 · 669 页

青空文庫

よき夫婦

いっそそれよりその二つを、一つに合わせたその物から、新しく創造ったものの方が、一層いいに相違ねえ」

そこで彼は麗人の娘を、自分の嫁に貰ったのであった。

行列はズンズン進んで行った。

こうして行列の先頭は荒玉梟帥の小屋へ着いた。

よき夫婦

そういう行列の中にまじって鳰鳥がいたということは何らの不思議でもないことである。

こうして鳰鳥は荒玉梟帥の小屋の前までやって来て、そうして小屋の前へ立って、家内の様子をうかがった。

家の内では梟帥を中心に、婚礼の酒宴が行われた。

輿から出された美麻奈姫は、どんなに驚き恐れたことか。

その顔色は蒼白であり、その体は戦慄した。

そういう姫の側にいるのは、獣神のような梟帥であった。

この二人の対照の何んと不調和でありながら何んと調和していることか!

なよなよとして弱々しく、高貴で美貌で清浄な姫! 剛健で逞しく、下等ではあるが雄偉の梟帥!

もしこの二人が一緒になったならば、姫によって梟帥の欠点は癒され、梟帥によって姫の弱点は充たされ、完全な存在となることであろう。

そういう二人を取り巻いて、餓鬼の国の餓鬼のような、獣人達ははしゃいでいた。