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Japanische Klassiker mit Furigana

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だいにのせっぷん

第二の接吻

菊池 寛

Lesen Sie 第二の接吻 (だいにのせっぷん) von 菊池 寛 (きくちかん) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 121.960 Zeichen · 247 Bildschirme

Aozora Bunko

二

」彼女は勢いよくいった。

「吃。」

そういって、横にいた宮田が、その牌を取り上げると、自分の持っている牌の中から、

「東風。」

と叫びながら、「東風」とかいた牌を手早く捨てた。

二

「ぽん。」

宮田が、「東風」を捨てるのを見ると、京子はとっさに叫んだ。

「おや。おや。あなたの風ですねぇ。こいつは、少々まいった。」

宮田がいった。

「一筒。」

そういって、京子は「東風」を取った代りに青と赤のうずまきをたった一つかいた牌を捨てた。

次の宮田は、方形に並べた牌の中から、一つ取り上げてそれを手駒の牌と見比べてから「北風」と叫んで、北風と書いた牌を捨てた。

「南風。」

今井が、叫んで「南風」を捨てた。

倭文子は、心が少しも落着かず、手駒の十三枚の牌をどんなに配列して戦うべきかさえわからなかった。彼女が、まごまごしていると、

「倭文子さん。お早く!」

と、京子に注意されたので、あわてて、

「發。」

といって、白い板に緑で「發」とかいた役札を捨てたが、

「ぽん。」

といって、宮田がそれを取った。

ゲームは、こうして進んだ。最初の一回は、京子が上りを占めて勝った。次は、今井、その次は宮田だった。