Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

ja-reading.com

Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.

だいにのせっぷん

第二の接吻

菊池 寛

Lesen Sie 第二の接吻 (だいにのせっぷん) von 菊池 寛 (きくちかん) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 121.960 Zeichen · 247 Bildschirme

Aozora Bunko

二

「あるわよ。日本館がなければ、すぐ見つかっちまうわ。」

美智子が兄をたしなめるようにいう。

「お庭はなしよ。」

「お庭に降りたら鬼。」

「でも、この間のように、僕の入れないお母さまのお居間の押入の中なんか、いやですよ。日本館でも、お父さまとお母さまのお居間だけはなしにしましょう。」

村川は、グラウンドルールを自分に都合のいいように決めようとした。

「ああお父さまのお居間だけはなしにしようよ。お母さまのお居間はありさ。大丈夫だよ。村川さん。お母さまなんか大丈夫だよ。ね、いいだろう。」と宗三がいった。

「じゃ、ジャンケン、石と紙とホイ。」

美智子が、要領よく紙を出したのに、村川は石を出したので、皆の紙に包まれてしまった。

「村川さんは、馬鹿ね。」美智子がクスクス笑った。

「なぜ、石を出したら馬鹿です?」

「だって、石と紙とホイといっているじゃありませんか。石と紙とに制限して石を出せば負けるにきまっているわ。」

京子が、やっつけるようにいう。

「そんな不当な制限はありゃしない!」

「口惜しがってもダメよ。」

京子は、村川に対して始終攻撃的だった。

二

「じゃ、仕方がない、かくれて下さい!」