Japanische Klassiker mit Furigana
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だいにのせっぷん
第二の接吻
菊池 寛
Lesen Sie 第二の接吻 (だいにのせっぷん) von 菊池 寛 (きくちかん) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 121.960 Zeichen · 247 Bildschirme
とても、歯が立たない。」
今井は、あきらめよくいった。
「そんなことはないでしょう。」
「いや、とても。」
村川は、ほとんど飲めないので宮田と今井とは、しきりに杯を重ねていた。
「ねぇ。村川君、山内のお嬢さんとも話したことがあるでしょう。」
それはたしかにあった。
「あります。」
「僕は、一二度見かけただけだが、あの方はどうですかね。性格は?」
この方も、村川はふれたくなかった。
「わかりませんねぇ。」
「そうですかねぇ。」
「しかし、倭文子さんの方は、おとなしそうだねぇ。」
「そうらしいです。」
村川も、それだけは肯定したかった。
「京子さんとは、反対の性格だね。結局妻として、ああした人がいいのだろう。京子さんのような烈しい人だと、妻としては持ち切れないだろう。その点じゃ安心だよ、倭文子さんの方が。どうだい、宮田君!」
宮田は、柄になく顔を赤くした。
「倭文子さんの方は安心だよ。」
今井は、宮田の顔をニコニコ凝視しながらいった。村川は、倭文子の名が、今井の口に上るのさえ不快だった。
「村川君には、いってもいいだろう。実は、ここにいる宮田君と倭文子さんとの間に縁談が持ち上っているんだよ、あはははは。