Japanische Klassiker mit Furigana
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だいにのせっぷん
第二の接吻
菊池 寛
Lesen Sie 第二の接吻 (だいにのせっぷん) von 菊池 寛 (きくちかん) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 121.960 Zeichen · 247 Bildschirme
四
」
「いや、失礼、決してそんな意味で……」
「まあ。そんなことどちらでもいいわ。とにかく倭文子さんは内気な方でしょう。だから、村川さんが、うるさくすると、やっぱり村川さんに気がねしていらっしゃるのよ。それで、宮田さんとの話に、すぐハイとおっしゃらないのよ。」
「なるほどね。だが、村川君との間は何もないのですか。」
「何もないですとも。ただ嫌っていらっしゃるだけ。」
「じゃ、どうすればいいとおっしゃるのです。」
「あのね、だからわたし倭文子さんを、もっとハキハキ決心なさるように導きたいの。」
「ちょっと問題がデリケートですね。」
「わたし、それについてちょっと考えがありますの。」
「何か名案がありますかね。」
「あなた、きっと賛成して下さる。」
「賛成しますとも。つまり、あなたと二人で、結婚促進運動をすればいいのでしょう。」
「ええ。そう。」
「やりますとも、あなたとご一緒なら、何でもやりますよ。」
「たのもしいわ。」
「初めて、おほめに預かったわけですね。」
四
そのあくる日、日曜の午後四時頃、京子は急に、鎌倉まで買物に行くといって、自動車を呼んだ。京子が、支度をして出かけようとすると、今井がいった。