Japanische Klassiker mit Furigana
ja-reading.com
Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.
こきょうしちじゅうねん
故郷七十年
柳田 国男
Lesen Sie 故郷七十年 (こきょうしちじゅうねん) von 柳田 国男 (やなぎたくにお) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 257.350 Zeichen · 507 Bildschirme
よほど厳しくいわれてきたものと見えるが、今でも気の毒なことをしたと思っている。
それっきり船と別れてしまったが、あのときばかりは私も、日本人の生活にはまだこんな面があるんだと、西洋人に向って自慢したい気持になったわけである。そして遊女の今昔について下手な英語で説明してやったら、スコットは非常に面白がっていた。
その足で宮島から小郡に行った。それから防府の近くの湯田温泉に一泊して山口に寄った。そこで講演してから、ずっと津和野を通って島根の海岸に出た。途中ところどころ見物して松江に泊った。ハーン(小泉八雲)の旧邸に案内してほしいというスコットを連れて、ハーンのいた根岸家を訪れた。根岸家の主人というのは磐井といって、私の大学時代の同級生である。
瀬戸内海を旅行する前、その年の夏にスコット夫妻と、那須皓君も同行して那須温泉に行ったことがある。いちばんてっぺんの三六小屋とかいう高い所にある温泉まで、歩けるだけ歩いて泊った。幸いに他に客が誰もいなかったが、この温泉は混浴だなどとスコット夫人にいうと吃驚していた。しかし間に仕切りを立てたりして、ともかく細君にも入浴させた。