Japanische Klassiker mit Furigana
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だいにのせっぷん
第二の接吻
菊池 寛
Lesen Sie 第二の接吻 (だいにのせっぷん) von 菊池 寛 (きくちかん) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 121.960 Zeichen · 247 Bildschirme
もう、すっかり暮れてしまった海と空とを前に、今井は宮田と籐椅子を囲んで、紅茶を飲んでいた。
「いらっしゃい!」
京子は快活に叫んだ。
「やあ。お帰りなさい。先刻からお待ちしていました。」
「ちょっと散歩に出ていたものですから。」
「お嬢さん、しばらく。」
宮田が京子にあいさつした。
「お邪魔じゃないかと思ったのですが、先日お電話でああおっしゃって下さったものですから、図々しく押しかけて参りました。」
今井は、まだ立ちながらいった。
「まあ、今井さんおかけなさい……」
「ええかけます。どうぞ、あなたも。」
京子も、テーブルに向ってこしかけた。
「ご迷惑じゃありませんか。押しつけがましくやって来まして。」
「いいえ。わたし達二人で、そろそろあきかけていたところですの。二人じゃ、何も遊びごとは出来ないし。」
「ごもっともです。それで実はあなた方に一つ麻雀をお教えしようと思って、東京から道具を持って来たのです。」
「まあ、ご親切さま。でも、麻雀なら、わたしの家にもございますのよ。」
「じゃ、むろんやり方もご存じですか。」
「え、存じていますわ。美智子でも、よく存じていますのよ。