Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

ja-reading.com

Leggi i classici giapponesi online con furigana. Filtra per livello JLPT, tocca una parola per il significato e traduci una frase.

ちけむりてんめいじん

血煙天明陣

国枝 史郎

Leggi 血煙天明陣 (ちけむりてんめいじん) di 国枝 史郎 (くにえだしろう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 191.184 caratteri · 379 schermate

Aozora Bunko

というのは冬次郎様がお浦を捕え、例の秘密を手に入れたら、田沼様にとっては致命的打撃と、そう思われるからであった。

さりとて広い小諸城下を、あてなしに漫然と探したところで、捕えることは出来そうもなかった。それに一揆の本陣の様子も、知って置きたい心持ちもあった。そこで車塚を目標として進み、ゆくゆくお浦を探したがいいと、こんなように思ったのである。

源吾と伴作とを従えて、貝十郎は車塚の方へと向かった。

この頃勘助は群衆を分け分け、角町の方へ小走っていた。

さよう、貝十郎が見かけたのは、やはり間違いなく勘助なのであった。

城下の混乱に興味を持ち、隠れ家から出て人に雑り、四辺の様子を見ているうちに、彼も貝十郎を眼に入れたのであった。

(こいつ殿様に知らせなけりゃア)

勘助は小走った。

と、行手からこれも城下の、混乱を見るべく出かけて来たらしい、仲間の外伝が歩いていた。

「おお外伝十二神の奴が……」

「ナニ十二神? 十二神がどうした?」

「例の二人の同心を連れて、あれあれ向こうへ歩いて行く。……見え隠れにお前尾行けてってくれ……いつもの符牒を角々に貼ってよ」

「よーし!」