Classici giapponesi con furigana
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ちけむりてんめいじん
血煙天明陣
国枝 史郎
Leggi 血煙天明陣 (ちけむりてんめいじん) di 国枝 史郎 (くにえだしろう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 191.184 caratteri · 379 schermate
流、結託なして余を弾劾!」
「弾劾? ははあ、ではいよいよ?」
「貝十郎!」と吼えるような声で、意次はいい歯を噛んだ。「余が旅へ出た真の目的、存じおるか※(感嘆符疑問符、1-8-78) 存じおるか※(感嘆符疑問符、1-8-78)」
「は、おおよそは、おおよそは推し……」
「道中筋の諸大名や、甲府勤番支配達、余が腹心股肱のものと、膝を交えて懇談し、一大変がえいたす際、一気に断乎味方するよう! ……」
「一大変がえと仰せられまするは?」
「貝十郎!」とまた意次は、吼えるような烈しい声でいった。「外よりは異国の侵略の手延び、内には淫風頽風すさみ、経済困難いちじるしい今日、寄合合議の政事など、なまぬるく、力弱く話にならぬ! ……必要なのは鉄腕をもって、もっぱらに政事をとることじゃ! いっさいを独りで裁くことじゃ!」
九
「…………」
「が、それも夢となった。……」
意次は眼を垂れ憮然としていった。「今日お達しを受けたのじゃ、老中罷免のお達しをな」
「…………」チラリと意次の顔を見たままで、貝十郎は眼を垂れた。
(大樹は倒れた! 四方からの斧で!)
心でそう思って眼を垂れた。
(それにしても現金の人々ではあるぞ)