후리가나로 읽는 일본 고전
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しんらん
親鸞
吉川 英治
吉川 英治의 親鸞(しんらん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 566,138자 · 1127화면
木の香のにおう新院へ、三月寺のほうから親鸞師弟は移ってきた。
間もなく、小島郡司武弘の媒介で、嫁御寮は、嫁いできた。真岡の判官兵部大輔三善為教の息女といえば、里方も里方であり、媒人も媒人であるが、親鸞の目的は、身をもって、凡夫直入の生活をして見せるのにあった。在家往生の本願を実践するのにあった。――で、もちろんその華燭の典は、いとも質素に行われた。
一念一植
一
親鸞にとって、朝姫は、第二の玉日であった。
嫁ずいてきてからすぐ翌年に、その裏方は、後に、小黒の女房とよばれた昌姫を生み、やがてまた、二年おいて、男子の明信を生んだ。
親鸞の望みどおりな、一庶民の生活図がそこに広がって行った。
嬰女のお襁褓の乾してある稲田の草庵の軒先からは、いつもうす紫に霞んでいる筑波の山が見えた。窓からは、加波山の連峰が見え、吾国山の襞が、澄んだ日には、あきらかに手にとるように見える。
裏方は、子を抱いて、よく陽の下に出ていた。そして、彼女のうたう子守唄は、すぐ庭先をながれている吹雪ヶ谷の渓水に乗って、ひろい沃野へ聞えて行く――
稲田、福原をあわせて何千石という広茫な青田をわたって来るすず風が、絶えず、この僧俗一如の家庭を清新に洗っていた。