후리가나로 읽는 일본 고전
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しんらん
親鸞
吉川 英治
吉川 英治의 親鸞(しんらん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 566,138자 · 1127화면
四
輿を追って、無数の人が、手を振って見せる。善信は、その群れに、目礼していた、その一つ一つの顔に、さまざまなる過去の記憶を呼び起されつつ、
(おわかれだ)と、つよく思った。
月輪の老公から特に付けられた伊賀寺貞固と、朝倉主膳の二人は、騎馬で、前駆の万一に備えて、前駆のうちにまじっていた。――万一というのは、叡山の荒法師や、無頼な僧のうちに、不穏な行動に出ようとする者があるという風聞が、この朝、伝わっていたからである。
(流罪は軽い。善信を途中で引きずり下ろせ。そして、ぞんぶんに私刑を与えてから、都から追ん出してやるがよろしい)そういう煽動をしている者があるという専らな風説なのだ。――しかし、官の警士や、領送使の侍や、そのほか、善信の徳をしたう人々が、輿の見えないほど取り囲んで、その上にも、進んでゆくほど、五十人、七十人と途々人数が増してゆくので、たとえそういう計画があったにせよ、手の出せる余地はまったくなかった。
岡崎から粟田口へ――そして街道を一すじに登って蹴上の坂にかかるころは、もう、道路のかきも、樹々の間も、人間で埋まっていた。
民衆は黙然と、眼で輿を見まもっていた。