후리가나로 읽는 일본 고전
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しんらん
親鸞
吉川 英治
吉川 英治의 親鸞(しんらん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 566,138자 · 1127화면
三
主の会釈をうけると、
「てまえは、北面の兵衛所に詰めておりまする多田蔵人と申す者です」次席の侍も、それに次いで、おごそかに、
「同じく、北面の武士、近藤右衛門尉師高」と名乗った。
三
沈湎として青じろい面に、どこか策士的なふうのある多田蔵人と、北面の侍所に豪の者として聞えのある近藤右衛門尉との訪れは、この二人の組みあわせを考えただけでも、時節がら、漫然たる用向きでないことは想像されるのであった。
まして、深夜。その深夜を冒し、雨を冒して来た客の二人は、二人とも、直垂から袴ごし、太刀の緒まで、片袖ずつ、ぐっしょり濡れて坐っていた。
「時に……」と蔵人は、果たして声をひくめた。
「ちと、折入って、密々にお話し申しとう存ずるが」
「ご心配なく」と範綱はいった。
「――ここへは、許しなくば下僕の者も参りませぬ。見らるる通り塗籠の一間、外にお声のもれることもない」
「うむ……」近藤と、うなずきあわせて、
「ほかではないが、新大納言の君の御発意で、この月十三日ごろ鹿ヶ谷俊寛僧都の庵に、同気の輩がうち集うて、何かと、お談じ申したいとのことであるが、貴公にも、枉げてもご出席あらるるようにとのお伝えでござる。