후리가나로 읽는 일본 고전
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しんらん
親鸞
吉川 英治
吉川 英治의 親鸞(しんらん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 566,138자 · 1127화면
五
上皇はそれを、性仏という盲人に作曲させ、民間へ流行らせることまでお考えになりました。その御心は忠孝な道の節義を教え、奢る者の末路を誡められましたものでございまして、私の語るところも、実はその性仏から教えをうけたものでございますゆえ、まだ糸にも歌にも馴れぬ節が多いので、さだめし、お聞きづらかろうと思うのでございます」
五
燭が白々と峰阿弥の肉の削げた頬にゆらいでいた。人々は、平家の曲が近ごろ流行していることは知っていたが、後鳥羽院のお心にそういう深いお考えがあることは、誰も初めて知ったようであった。
僧正は側にいる範宴をさして、
「これにいる少僧都範宴は、今峰阿弥のいうたように、後鳥羽院より格別な寵遇を賜うた義経公とは復従兄弟の間がらじゃ、院の御心を偲び参らせ、また、こよいの主客とは由縁もふかい平家の曲を聞くのは何よりの馳走に思う。法師どの、早速に語られい」といった。
源家の英雄児義経とここにいる範宴とが、復従兄弟にあたるということは、禅閤のほかは皆初めて聞いたらしく、主客の端厳な姿に改まった眼を、そっと向けあうのであった。
つつましく燭を羞恥んでいる姫のひとみさえ、深い睫毛の蔭から眩ゆいものでも見るように範宴の横顔を見たようであった。