후리가나로 읽는 일본 고전
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しんらん
親鸞
吉川 英治
吉川 英治의 親鸞(しんらん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 566,138자 · 1127화면
六
坊官も弟子もいるのかいないのかわからん。おかしなことだ」
「それやいない理だ」と一人が唇でうすく笑って、
「範宴は、聖光院の方には勿論いないし、大乗院にも、いると見せても、実はそこにもいないのだから……眉唾ものだよ」
何か火のような光が近くの灌木の中から谷間の空を斜めに切って行った。人々の眼は、そこへ流れて行った雉子の雌をじっと見ながらなにやら考えこんでいた。
六
やがて、一人が沈黙を破って、
「じゃあいったい少僧都は、どこに体を置いているのか、怪しからぬ行状ではないか」と口吻に学僧らしい興奮をもらしていった。
「さあ、それが分らぬて」するとまたほかの一名が、
「なあに、大乗院にいることはいるのさ。姿を見せないだけだ。なにかよほどな悶えがあって閉じ籠ったまま密行しているという」
「やがて、僧正の位階にも上れる資格ができているのじゃないか、なにを不足に」
「いや、その栄位も捨てて、遷化する心だという者がある。四王院の阿闍梨や、青蓮院の僧正などは、それでひそかに、心配しているらしい」
「あの若さで遷化するなどと……。それは一体ほんとうか」
「青年時代には、お互いに、一度はわずらう病気だよ。