후리가나로 읽는 일본 고전
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しんらん
親鸞
吉川 英治
吉川 英治의 親鸞(しんらん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 566,138자 · 1127화면
五
といって、瞼を抑えた。
「――その、ご書面にも、つぶさに法印からお認めございましょうが、大谷に集まった法弟の人々は、この後の念仏興法の道を、いかにしたものかと、評議もまちまちに迷っておりまする。今はただ、越後の親鸞が、帰洛の上に、よい策もあろうぞと、人々はひたすらあなた様の都に入る日をお待ち申しておる有様、何とぞ、一刻もはやく、ご帰洛下さいますよう、安居院の法印からも、くれぐれお言伝てでございました」化石したように、親鸞は瞼をふさいだ面を空に上げていた。
蕭々と並木の松は鳴っていた。つき上げて胸にせまるものが、容易に心を落着けさせなかった。――同時に、大祖法然という中心の巨星を失った都の念仏者たちのかなしみや失望や彷徨や、あらゆる周囲も彼の眼にはありありと映ってくる。明智房は、膝をすすめ、
「さだめし、ご落胆もあろうぞと、安居院の法印も申されておりました。しかし、ここぞ、念仏門の浮沈、せっかく、御大赦の天恩が下ったと思えばこの悲報に、人々は、暗黒の中に迷う思いをしておりまする。おつかれもござりましょうし、定めし、お力落しでもございましょうが、何とぞ、一刻もはやく京都へお出まし下さいますよう、私からも、お願い申しまする。