후리가나로 읽는 일본 고전
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しんらん
親鸞
吉川 英治
吉川 英治의 親鸞(しんらん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 566,138자 · 1127화면
七
平家の門閥が、民を顧みるいとまもなく、民の衣食を奪って、享楽の油に燃し、自己の栄耀にのみ汲々としている実相が、ここに立てば、眼にもわかる。
(これでいいのか)天に問いたい気がした。
(どうかしなければならない。――神の力でも、仏の力でも駄目だ、兵燹は、神をも、仏をも、焼いてしまったではないか。――人の世を正しく統べるものは、人の力だ、真実の人間だ。ほんとうの人間こそ、今の時世に、待たれるものだ)
そう考えて、彼は、鞍馬の遮那王に近づきつつある自身の使命に重大な任務と、張合いを感じた。
「やいっ、誰だ」すると、一人の乞食が、彼を見つけて、咎めた。
七
去りかけるとまた、
「やいっ、何だ汝ゃあ?」傀儡師だの、菰僧だのが、起って来そうにしたので、
「へい」吉次は、戻って、
「雨宿りをしていた旅人でございます」
「旅鴉か」
「やみましたから、出かけたいと思いますが、日野の里へは、まだ、だいぶございましょうか」
「日野なら、近いが、日野のどこへ行くのだ」
「藤原有範様のお館まで。はい、使いに参りますので」
「あ、あのお慈悲ぶかい吉光御前様のお住居だよ」頓狂な声をして、女のお菰が立った。