후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
しんらん
親鸞
吉川 英治
吉川 英治의 親鸞(しんらん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 566,138자 · 1127화면
二
翌年の春のことであったが、一家を挙げて、珠とも慈しんでいるその十八公麿が、ふと、家のうちから見えなくなって、乳母や侍従介や、召使たちは、色を失って、騒ぎまわっていた。
二
「ここにも、お見えがない」侍従介は、いつもの持仏堂をのぞいて、乳母を、責めた。
「おぬしが、よくない。朝麿さまを抱いておれば、朝麿さまにのみ気をとられているから、かようなことになるのだ」
「今しがたまで、そこの前栽に、おひとりで遊んでおいでなされたので、つい、気をゆるしている間に……」乳母は、自責に駆られながら、おろおろといった。
「――裏の竹叢へでも」とつぶやきながら、走って行った。
侍従介は、眉をひそめながら、草履を突っかけて、ふたたび、庭へ下りた。――そして邸内の畑だの、竹林だの、小山だのを、
「和子さま――」呼びたてつつ、そしてまた、奥のおん方やお館の耳へは入れたくないように、心をつかいながら、血眼で、十八公麿のすがたを探しまわっていた。
ちょうど、折もわるく。
東の屋の一室に、あるじの有範は、この安元二年の正月から病にかかって臥せ籠っていたのである。そのために吉光の前も良人の病室から一歩も出たことがないような有様であったので、それも一つは、こういう間違いの起る原因でもあった。