후리가나로 읽는 일본 고전
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しんらん
親鸞
吉川 英治
吉川 英治의 親鸞(しんらん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 566,138자 · 1127화면
青春譜
一
要するに、成田兵衛という者の家庭は知らないが、家庭の罪に違いない。全盛の世には、思いあがらせて育て、没落する時には、ねじけ者に作ってしまったものだろう。そして、すべての逆境が、みな自分の罪とは思えず、他人のせいのように考える人間が、いつとはなく、今日の弁海になってきたのではあるまいか。
(こんな、ねじけ者に、範宴様を会わせて、怪我でもおさせ申したらつまらぬことだ。逃げるに如くはない)性善坊は、道を横に反らして、眼をつぶって、どこまでも逃げた。
青春譜
一
どこで行きちがったのか、範宴は性善坊とはぐれて、奈良の杉林のあたりに、ただ一人でたたずんでいた。
そして町の方から来る人影を黄昏れのころまで克明に待ちつつ見まもっていたが、性善坊らしい者は見えなかった。
もうここまで来れば、行く先の法隆寺は近いし、先にそこへさえ行っていれば、後から彼の来ることはわかっているが、
「どうしたのか」と性善坊の身も案じられ、またせっかくの連れを捨てて、先へ行く気も出なかった。
幾百年も経たような杉の梢が、亭々と、宵の空をおおっていた。空は月の冴えに、黄昏れのころよりは澄明な浅黄いろに澄んでいて、樹蔭の暗い所と、月光で昼間のような所とが、くっきりと、縞や斑になっていた。