후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
しんらん
親鸞
吉川 英治
吉川 英治의 親鸞(しんらん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 566,138자 · 1127화면
山ざくらの花である。
迦陵頻伽の声ともきこえる山千禽のチチとさえずる朝――根本中堂のあたりから手をかざして、霞の底の京洛をながめると、そこには悠久とながれる加茂の一水が帯のように光っているだけで、人間の箇々の消長や、文化の変転の何ものをも見ることはできなかったけれども、麓から登ってくるものの噂によると、どうして、この半年ほどの間に、世間のなかの変りようは、絵にも口にも尽すことができないという――
まず、去年からの飢饉のために、盗賊がふえたことは大変なものであるとのことだ。都といわず、田舎といわず野盗の類、海盗の輩が跳梁して、政府をあるかなきがごとく、横行して、良民を泣かしているということである。
それも、平家の政庁が、あるにはあって、なんらの善政をしこうともせず、中央は、中央で一時的の享楽にこの幾年を送り、地方は地方で、小吏が京洛の悪風をまねて、ただ良民をくるしめて、自己の悦楽を事としていたので、その余憤も駆られ、その隙にも乗じたのが、皆、矛をとって、賊に化ったような傾きもある。
のみならず、昨年来、関東の方から起った源氏の革新的な軍勢は、日のたつにしたがってその勢いはあなどり難いものになっている。