후리가나로 읽는 일본 고전
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しんらん
親鸞
吉川 英治
吉川 英治의 親鸞(しんらん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 566,138자 · 1127화면
「さあ、私の力で、及ぶや否やわかりませぬが、ご一同の誠意を負って、師の御房に代って参内してみましょう」と答えた。ちょうど、その翌る日にも、冷泉大納言から、慈円に病を押しても参内せよという督促の使者が来た。弟子の静厳から、
「先日もお答えいたした通り、僧正は病中にござりますが、もし、法弟の範宴少僧都でよろしければ、いつでも、参内いたさせますが」と代人を願った。使者が、折返して、
「代人にても、苦しゅうないとの朝命です」といってきた。そして、日と時刻とを、約して行った。
その日は、寒々と、春の小雨が光っていた。
身を浄めて、範宴は、参朝した。御所の門廊をふかく進んで、
「聖光院門跡範宴少僧都、師の僧正のいたつきのため、召しを拝して、代りにまかり出でました」
取次の上達部は、
「お待ち候え」と、殿上へかくれた。
初めて、御所の禁苑まで伺候した範宴は、神ながらの清浄と森厳な気に打たれながら、また一面に、いかにして今日の使命をまっとうするか、僧正の名を辱めまいかと、ひそかに、心を弓のごとくに張っていた。
八
「使僧範宴とは、何者の子か」関白基通が、鷹司右大臣を見ていった。