일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

しんらん

親鸞

吉川 英治

吉川 英治의 親鸞(しんらん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 566,138자 · 1127화면

아오조라 문고

二人の肌に限ってそう寒いのは夜もすがら戸を立てぬ拝殿の縁の端で山風にさらされていたためにちがいない。

それにしても誰を待つのか、麓からここへかかる人を待ちうけているものらしく、一方の召使らしい女は絶えず眼をくばったり、うち悄れた姫を励ましたり、その気づかいというものは並たいていな侍女のよくすることではなかった。

「あっ……姫さま」麓の方を眺めていたその女が、突然、こう大袈裟なくらいにいったのは、待ちかねていたその人の影がやがて認められてきたのであろう、ばたばたと姫のそばへ走り戻って、

「ごらんあそばせ、たしかに、あのお方でございまする」袂をひいて、指さすのであったが、そう聞くと姫はにわかに自分を省みて、無表情なうちにもありありと狼狽のいろを示して、

「人違いではありませんか」というと一方の女は、

「いいえ、なんでこの私が」と、自信をこめていう。

間もなく低いうねり道を回って来るその人なる者の姿が見えた。なにか一念に誦経の低声を口に含んでわき眼もふらずに登ってくるのだった。近づいてみれば風雨によごれた古笠に古法衣を身に纒ったきりの範宴少僧都だった。聖光院門跡の栄位と、あらゆる一身につきまとうものを、この暁方かぎり山下に振りすてて、求法の一道をまっしぐらに杖ついて、心の故郷である叡山に登ってきた彼なのである。