후리가나로 읽는 일본 고전
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しんらん
親鸞
吉川 英治
吉川 英治의 親鸞(しんらん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 566,138자 · 1127화면
をこえて彼岸に到るまでは、いかなる障碍、いかなる情実にも邪げられぬと武士が阿修羅に向うような猛々しい心を鎧うて参ったのだ。そのために、この六角堂へ参籠のことも、誰にも告げず、ただ、深夜の天地のみが知っていた。お汝が、大乗院からわが身の後に慕うて来たことも、知らぬではなかったが、すでに九十九夜になる今宵のことゆえ、打ち明けてよかろうと、また、師の僧正にも、範宴はかくのごとくまだ無明海にあることをお汝の口から告げてもらいたい。――しかし必ずとも、永劫の闇にやわかこのままに溺れ果つべき。必ずやこの身が生涯のうちにはこの惑身に、玲瓏の仏光を体得して、改めて、今のお詫に参ずる日のあることを誓って申し添えておいてくれい、……よいか、わかったか尋有」
「はい……。よく分りました」
「わかってくれたら、早う帰れ、青蓮院の師のもとへ帰れ。それまでは、この兄もあると思うな。ただ、天地の大きな力と、御仏の功力を信じておれ。ことに、お汝は肉体が弱い、せめて、安らかな心のなかに住むことを心がけて下されい」範宴はひざまずいて、弟の胸へ向って掌を合わせた。
五
ふかい樹立が静寂の闇と漆を湛えたような泉の区域を囲んでいた。