후리가나로 읽는 일본 고전
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しんらん
親鸞
吉川 英治
吉川 英治의 親鸞(しんらん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 566,138자 · 1127화면
「そうだ」
「師弟の心情としてそうあるはずだ。待っておれ、綽空殿に、話してきてやる」
「いや」あわてて覚明は手を振った。
「綽空様からは、必ずとも、ここへも訪ねてくることならぬといい渡されているのだから、今日、俺がここで労いているのでも、あるいは、お叱りの種となるかも知れぬ。どうか、上人へおすがり申して、お声をかけて戴きたいのだ」
「ははは。木曾殿の猛将といわれた太夫房覚明も、法の師には、気が弱いの。よしよし、上人にお打ちあけして、貴公の頼みをとりなしてみよう」
「たのむ」覚明がふたたび鍬を持って立つのを後にして、蓮生は、上人のいる室のほうへ歩いて行った。そして、壊れたつま戸や屏風を立てまわして端居している法然の前へ行って、何かしばらく話しているらしく見えた。
六
「綽空どの」屋根を仰いで、念阿が呼んだ。
「――上人が、お召しですぞ」と、下からいう。
綽空は、屋根から下りて、流れで手足を洗ってから上人の室へ行った。熊谷蓮生がそばにいる。
「なにか御用ですか」
「うむ」上人の顔は明るい。ゆうべの暴風に禅房をふき荒されてかえって自身の風邪の気はすっかり癒えたような顔つきである。