후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
しんらん
親鸞
吉川 英治
吉川 英治의 親鸞(しんらん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 566,138자 · 1127화면
十三
上人は、静かに、僧房の者をかえりみていった。
「心寂や、蓮生など、これに見えぬ者も皆呼んで参るように。そして一同、ここへ集まってもらいたいが」
「はい」奥房にいた長老たちも、やがて、何事かとそれへ出てきた。すでに四、五十人のいあわす弟子僧がほとんどそこにずらりと並んでいるのだ。そして綽空一人が、一同の環視の中に平伏している。どうしても凡ごとでない容子なのである。
人々は、固唾をのんで、しいんとしていた、一同が揃ったと見ると、法然は、おもむろに、こういった。
「綽空――。ここにおられる月輪殿が、この法然を介して、おん身に、ひとりの妻を娶わせたいと、今日、これへ見えられての仰せじゃ。……どうじゃの、妻をめとる心があるか、ないか?」
じっと、居並んでいた弟子僧たちの顔いろが、無言の裡に、明らかに動揺しだした。あまりにも意外な師の言葉として、自分の耳を疑っているような顔もあるし、また、法然と月輸殿の心理を不審かって、二人の顔を横から額ごしに凝視している者もある。
「…………」綽空はと見ると、彼は、血液のある石みたいに、五体を硬くし、耳は真っ紅にそめて、依然として、大勢の凝視を浴びたまま、手をつかえているだけだった。