후리가나로 읽는 일본 고전
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しんらん
親鸞
吉川 英治
吉川 英治의 親鸞(しんらん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 566,138자 · 1127화면
蝉脱
一
「つかぬことを承るが、親鸞上人のご配所は」
「こちらでございますが」
「オ……やはり」と、老武士は安堵したように、
「上人は、ご在宅かの」
「おいでなされます」
「あれが、お入口か」
「いえ、厨でございます、どうぞこちらへお越しなさいませ」小走りに、鈴野は先へ駈けてゆく。――駈けつつも、
(どなたであろうか)不審でならなかった。
玄関を教えると、老武士は、裾を解き、塵を払って、烏帽子のゆがみをも正しながら、
「たのむ」おごそかに訪れた。いあわせた教順房が、
「どなた様でいらっしゃいますか」と、眼をみはった。
老武士は慇懃な――どこやらに卑しくない教養と世に練れたものごしで、
「突然おたずねして参って、ご不審に思し召そうが、それがしは近江の住人佐々木三郎盛綱とよぶ者――折入って上人に御意得とう存じて、はるばるこれまで身ひとつで参った者でござる。――おつとめの折とあらば、他の室にてお待ち申すも苦しゅうござらぬ、お取次だけを」と、行きとどいている会釈。
はっ――と教順は胸に大きなものをぶつけられた気がした。近江の佐々木盛綱といえばこの辺土にも知れ渡っている源家方の豪族である。