후리가나로 읽는 일본 고전
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しんらん
親鸞
吉川 英治
吉川 英治의 親鸞(しんらん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 566,138자 · 1127화면
と、微笑しながら、兼実や、侍たちに、伴われてゆく。
漆と、箔と、砂子と、うんげん縁の畳と、すべてが、庶民階級の家には見馴れないものばかりで、焚きにおう名木のかおりが、豪奢に鼻をむせさせてくるし、飼い鶯の啼くねがどこかでしきりとする。
しかし、その十畳ほどなうんげん縁のたたみの間には、今はいって来た客と主のほか一人の人かげも見えないのである。ただ、扇だの、鼓だの、絃だの、胡弓だの、また笙のそばに濃むらさきの頭巾布れだの、仮面だのが、秩序なく取り落してあって、それらの在りどころに坐っていた人々は、風で持ってゆかれてしまったように消えうせていた。
「――なんじゃ、誰も見えんではないか」慈円がいぶかると、兼実は、
「はははは――。お身が参られたので、恥かしがって、みんなかくれたのじゃ」
「なにも、かくれいでもよいに」
「きょうは、姫の誕生日とあって、何がなして遊ぼうぞと、舎人の女房たちをかたろうて、管絃のまねごとしたり、猿楽などを道化ていたので、むずかしい僧門のお客と聞いて、あわてて皆失せたらしい」
「女房たちは、どうして、僧を嫌うかのう」
「いや、僧が女房たちを、忌むのでござろう。