후리가나로 읽는 일본 고전
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しんらん
親鸞
吉川 英治
吉川 英治의 親鸞(しんらん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 566,138자 · 1127화면
六
口笛をふきつつ駈けだした。悪智の計ることとは知らずに、輦をすてて、侍たちは彼一人を追いまわして行った。
六
眼のいろ変えた供の侍たちを、ほどよい所までおびき寄せて、四郎は、
「よしっ」と自分へいって立ちどまった。そして、銘木の小筥を、
「これも金になる」と、その革紐を自分の首にかけて、やおら、長い野太刀の鯉口を左の手につかみながら、追ってきた人々を睨んで、
「貴様たち、命はいらないのか。おれを誰と思う、天城の住人木賊四郎を知らないやつはないはずだが、心得のない奴には、俺が、どんな人間かを示してやる。のぞみのやつは出てこいっ」
天城四郎と聞いて、人々はぎくとしたように脚の膝ぶしをすくめたが、
「だまれっ、鎌倉衆の探題所はすぐそこだぞ。わめけば、すぐに役人たちが辻々へ廻るぞ。足もとの明るいうちに、その銘木を返せ、お姫様にとっては、大事な品じゃ」
「わははは、役人が怖くて、悪党として天下を歩けるか。ばかな奴だ。試しに呼んでみろ、天城四郎と聞けば、役人のほうで逃げてしまうわ」
「ほざきおったな」十人もおればと味方の頭かずをたのんでいっせいに刃を抜きつらねて斬ってかかると、四郎は好む業にでもありつくように、野太刀の鞘を払って天魔のように持ち前の残忍を揮いだした。