후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
しんらん
親鸞
吉川 英治
吉川 英治의 親鸞(しんらん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 566,138자 · 1127화면
いつのまにか、そこは、黒、朽葉、鼠色の人影で埋まってしまう。三塔の大衆三千がこうして集まると、元は、院の御政治すらうごかしたものである、武力のあった平氏も源氏も、叡山だけは意のままにならなかった。――時勢は刻々と移ってはいるが、しかしまだ、彼らには、そうした自尊心は衰えていない、座主も、この大衆の支持がなくては、その地位を保つことができないのは勿論であった。
「しイーっ」闇の中から、誰かが、やがてこういって、杖を宙へあげると、大衆は一斉に、皆、左の手で自分の両眼を塞いでいた。
次に、二度めの声がかかると、その手を払った。
見ると、大講堂の階段の上に――広縁の一端に、誰か、一人の法師がのぼっている。頭巾の上から、さらに口も鼻も縛っているので、常々、顔をあわせている者でも、まったく誰であるか見当はつかないのである。
「山門の僉議」の目的は、自分たちの包まない意見も感情もぶちまけて討議するところにあるので、口が禍いになって、後難を恐れていては行われない。
――で、こういう作法のもとに、討議が初まるのは、以前からの例であり、問題のなんであるにかかわらず一つの儀式になっていた。