후리가나로 읽는 일본 고전
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しんらん
親鸞
吉川 英治
吉川 英治의 親鸞(しんらん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 566,138자 · 1127화면
――それには、小智、小惑、すべて小人の痴愚を脱って、裸々たる一個の人間のままでお在せ」
「はい」
「役人である、代官である、父である、そうした雑念も無用じゃ。ただ、こう掌をあわせ、念仏をお称えあるがよい。そのままついとお帰りあって、妻に会い、子を抱えてごらんぜよ、また、役所にあって政を見られるがよい――そしてふと思い出されるごとに、また、こうして念仏されい。心がけてなされようとすることは仏に対するそれだけの勤めでよいのじゃ」
「分りました。……かえすがえす恥じ入りました。この掌は上人に合せていただいたものです、必ず、こう生涯を仕ります」
「おん身のゆく先には仏光がある。怠られな、それだけを」
「いたしまする。――ついては、この機縁をもって、私を在家の帰依者の一人と思し召し下さりませ。妻もやがて、ご拝顔を得て、お礼を申しあげたいといいおります」
話しているうちに、西仏も教順も、生信房たちも、托鉢から帰ってきた。
年景は、生信房のまえに、両手をついて、いつかの年、並木で馬上から御名号へ無礼をした罪をわびた。
「あのお怨みも深かろうと思うていたに、いつぞやの危難の折には、炎の下より、私の家族どもを救い出してくだされた……あの時のおん身の姿の神々しさ……有難さ、忘るることのできないものでありました」