후리가나로 읽는 일본 고전
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しんらん
親鸞
吉川 英治
吉川 英治의 親鸞(しんらん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 566,138자 · 1127화면
五
はっ――と白けたものが弟子僧たちの顔いろに走った。何事にもかつてものに動じた例しのない親鸞の眉にすら、
「なに、聖覚法印から……このお文とな?」
不安の影がちらと曇って、やがて読み下してゆくうちに、書状をくりかえしている手がかすかに顫えを見せた。
(唯事ではない)と、人々の胸には重いものがのしかかった。
親鸞のまつ毛には、明らかに、涙が光っていたのである。――誰が、この上人の涙ぐんだ睫毛を今まで一遍でも見た者があるであろうか。
「……お哀傷はさることながら、御赦免の天恩を浴み、おなつかしい京都の土をお踏み遊ばしてからおかくれなされたことが、せめてものことでござりました」明智房のことばに、
(さては、大祖法然様には)と、弟子僧たちは、初めて、安居院の聖覚法印の書面が、法然の死を報じてきたものであることを知った。明智房は、さらにことばを継いで――
「初めて、お病床におつき遊ばしたのは、ちょうど正月二日でございました。ほんの風邪ぐらいなご様子であったのが、にわかに、おわるくなって、お年もはや八十のご老体とて、重るままにお息も弱り正月二十五日、眠るがように、大往生をおとげ遊ばされました」