일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

しんらん

親鸞

吉川 英治

吉川 英治의 親鸞(しんらん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 566,138자 · 1127화면

아오조라 문고

と火の用心を案じる者もあった。

「いや、火の気はないようだ」と一人がいう。

「そうか、それならよいが……。だが、どんな男か」

「まだ、二十歳ぐらいな若い僧さ。三尊の拝殿から入って、いちばん奥の廟窟の床に、ひとりで坐りこんだまま、ものも食わずに、参籠しているのだ」――そんな話を、だまって、眼をふさいで聞いている四十ぢかい僧があった。その僧は、この寺の客とみえて、他の者から、法師、法師と敬称されて、時々、寺僧のかたまる炉ばたにみえて冗談をいったり、飄然として見えなくなったり、また、裏山から木の根瘤などを見つけてきて、小刀でなにか彫っていたり、仙味のあるような、俗人のような一向つかまえどころのない人間のように見える男だったが、太子廟の奥に、この四日ばかり、法華経の声がもれるようになってからは、いつも、じっと、さし俯向いて、聞き入っているのであったが、今、寺僧のうわさを聞くと、なにを思いだしたか、ふいと、その部屋を出て、どこかへ、立ち去ってしまった。

今夜も、まっ白に、月が冴えていた。法師は、庫裡から草履をはいて、ぴたぴたと、静かな跫音を、そこから離れている太子廟の方へ運んで行った。