후리가나로 읽는 일본 고전
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しんらん
親鸞
吉川 英治
吉川 英治의 親鸞(しんらん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 566,138자 · 1127화면
「こよいの法筵にお越しなされた聖光院の御門跡は、どちらにおいで遊ばしましょうか」
「御門跡? ……。おお、あのお方なら、今し方、戻られた」
「ははあ、では、もうご帰院にござりますか」
「たった今、お館の牛車に召されて」
「お供は」
「郎党が、二、三名従いて行ったはずだが、折悪く、火災があってのう、充分なお送りもできず、申しわけのないことじゃった。おぬしは聖光院の者か」
「はい」
「いそいで行ったら追いつこうもしれぬ。ようお詫びしておいてくれい」性善坊はふたたび巷へもどって往来の牛車の影に注意しながら駈けて行った。けれど、どこで行きちがったか、五条でも会わず、西洞院でも会わず、西大路でも会わない。
聖光院へもどるとすぐ、
「覚明、師の房は、お帰りなされたか」
「いいや。……おぬし、お供してもどったのではないのか」性善坊は、早口に、巷のありさまや行った先の口上を話して、
「わしは、駈けてはきたが、それにしても、もう師の房の方が先にお着きになっていると思うたが……」
「それは、心もとないぞ」覚明は、房の内から顔を出して、空を仰ぎながら、
「遅いのう」
「うム……いくらお牛車でも」