후리가나로 읽는 일본 고전
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しんらん
親鸞
吉川 英治
吉川 英治의 親鸞(しんらん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 566,138자 · 1127화면
鎌倉幕府というものの基礎や質のいかんにかかわらず人心はもう戦に倦み、ここらで本然の生活に回って静かな生活をしてみたいことのほうに一致していた。すでに国政の司権が武門の手に左右されてからは、それが平家でなければ源氏であるし、両者を不可としたところで姑息な院中政治がかえってそれを複雑にするぐらいなもので、どっちにしろ民衆の望みとは遠いものが形になるだけのことだった。民の心の底でほんとに渇くように望んでいる真の王道というような明るい陽ざしはここしばらく現れそうもないと賢者は見ている。覇道を倒して興るものはまた覇道政治だ。それならば何を好んでか全国土を人間の修羅土にして生きる心地もなく生きている要があろうか。そういう疑問が当然に疲れた人々の考えの中に芽ざしている。武士階級ほどことにそれがつよい。公卿はいつでもなるべくは現在のままで安易にありたいのだ。天皇の大民族といわれる大本の農民はほとんどそういう興亡からは無視されているので、これは幕府が鎌倉に興ろうがどうしようが今日の天気と明日の天気のように見ている――
建仁元年一月はめずらしい平和な正月だった。四民がみな王道楽土を謳歌しての泰平ではなくて、疲れと昏迷から来たところの無風状態――無力状態なのである。