후리가나로 읽는 일본 고전
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しんらん
親鸞
吉川 英治
吉川 英治의 親鸞(しんらん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 566,138자 · 1127화면
群衆は、取りまいて、
「何じゃ」
「どこの山法師かよ」と囁き合った。
残暑の往来を、牛車が、埃をたてて軋る。貴人の輿が通って行く。
また、清盛入道の飛耳張目――六波羅童と呼んで市人に恐れられている赤い直垂を着た十四、五歳の少年らが、なにか、平相国の悪口でも演じているのではないかと、こましゃくれた眼を、きょろきょろさせ、手に鞭を持って、群れの蔭からのぞいている。
だが、男は、憚らない大声で、自分のシャがれ声に熱し切ると、われを忘れたように、右手の鈴を、宙にあげて、
「清聴っ、清聴っ――」と呶鳴った。
「――沙弥文覚、敬って、路傍の大衆に申す。それ、今世の相を見るに、雲上の月は、絶えまなく政権の争奪と、逸楽の妖雲に戯むれ下天の草々は、野望の武士の弓矢をつつむ。法城は呪詛の炎に焼かれざるはなく、百姓、商人、工匠たちの凡下は、住むべき家にも惑い、飢寒に泣く。――まず、そうした世の中じゃ。――そうした世に生きる人間どもは、必然、功利に溺れ、猜疑深く、骨肉相食み、自己を省みず、利を獲れば身をほろぼし、貧に落つれば、人のみを呪う。富者も餓鬼! 貧者も餓鬼! そして、滔々と、この人の世を濁流にする――」