후리가나로 읽는 일본 고전
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しんらん
親鸞
吉川 英治
吉川 英治의 親鸞(しんらん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 566,138자 · 1127화면
役人の小者や、あばれ武者が、所かまわず飲食するので、野犬がたくさん集まって、禅房の中へまで上がり込んでいる。垣は破れ、門の扉には、今も依然として、丸太の十文字が打ちつけてあって、出入りはすべて、警固の者の槍ぶすまに囲まれている横の小門からすることになっている。でも――
「月輪公がお越しだ」
「えっ、禅閤が」こう警固の者にささやきが伝わると、さすがに、前の関白に対する敬意をよび起され、
「いざ……こちらから」と、丸太の十文字を取外し、静粛になって、警固の者が案内した。
「上人は、おいでられるのかの」禅閤は、そばの者に訊ねた。
「おられまする。――以来、おらぬような謹慎をされていますが、奥のほうに」と、役人の一人が答えた。
衣食や――お薬や――そういうことなどもどうしておられたかと、禅閤は、もう誰もが、土足のまま勝手に踏み荒らしている禅房のうちへ、やはり常のように、沓を脱って、静かに上がった。
「オオ」ちらと姿を見た禅房の弟子が、うれしさやら悲しさやらで、思わずこう叫ぶと、上人の常に起き臥ししている奥の一室へ向って、まろぶように駈け込み、
「――月輪殿がお見えなされました。