일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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しんらん

親鸞

吉川 英治

吉川 英治의 親鸞(しんらん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 566,138자 · 1127화면

아오조라 문고

――ご都合は、どうお座ろうか」

「さ……」範綱は、返辞をためらった。

院を中心にして、先ごろから、思いあわされることがないでもない。相国清盛に対して、瞋恚を燃やしておらるるという噂がもっぱらにある。原因は、相国の嫡子の小松重盛が左大将に、次男の宗盛が右大将に昇官して、徳大寺、花山院の諸卿をも超え、自分の上にも坐ったということが、何としても新大納言成親には、虫のおさまらない不平であるらしい。

院の内政はいうまでもなく、叙位、除目のことまで、清盛父子のためにこう自由にされては、やがて、自分たちの官位もいつ剥奪されて、平家の門葉の端くれへ頒けられてしまうかも知れない――という疑心暗鬼も手つだってくる。

法皇にも、近ごろは、平家のこの専横ぶりを憎く思し召されている容子があると見てとると、成親の謀心は、油がそそがれた。北面の武士といわれる侍所にも、同じような不平分子がたくさんいる。また、民衆も平家の顛覆するのを旱に雲を待つように望んでいる秋である。今、策を立てれば、必ず成功するにちがいない。いわゆる時期到来だ。

こうした考えの人々がいつのまにか院のうちに、秘密結社をつくって、暗躍しているらしいことを、範綱は、あぶない火悪戯を見るように察していたので、