일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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しんらん

親鸞

吉川 英治

吉川 英治의 親鸞(しんらん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 566,138자 · 1127화면

아오조라 문고

憂いに重い春の一日は暮れた。人々は心を遠く都へ送って、幾月かを、裏方のために――また、亡き月輪禅閤のために、冥福を祈って送った。

万野と鈴野のふたりは、幾日かをここに送るうちに、ふたたび都へ帰る気持を失ってしまった。――帰っても今では仕える人のない都はあまりに闘争の巷だった。

「どうぞ、この御庵室の端になと置いてくださいませ。――お弟子としてお許しなければ、しばらくはお下婢の者としても」ふたりの願いを、親鸞はゆるした。もちろん、代官の萩原年景へ事の仔細をとどけ出た上で。

ほととぎすが啼く。春から夏のはじめにかけて、流人親鸞の髪は蓬々と伸びていた。――何とはなくこの幾月を、彼は病む日が多かった。

「ご無理でない」と、西仏も生信房も、そっと涙をうかべてつぶやいた。師のかなしみは弟子の悲しみであった。師の心もちを考えるとき、彼らも胸が痛くなって、裏の山に鳴く昼時鳥の声にも腸を断たれるような心地がした。

――だが親鸞は、そうした弟子たちの沈んだ顔いろを見ると、それが自分の悲しみの反射だと知って、心を取り直したものとみえる。彼は、髪の伸びた頭へ網代笠をいただいて、また、近郷の教化に出歩いた。