Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

ja-reading.com

Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.

だいにのせっぷん

第二の接吻

菊池 寛

Lesen Sie 第二の接吻 (だいにのせっぷん) von 菊池 寛 (きくちかん) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 121.960 Zeichen · 247 Bildschirme

Aozora Bunko

」

「教えてやろうか。」

宮田が、横から口を出した。

「ええ教えて。」

「小石川の五百番だよ。」

「ウソ! 五百番は電話局じゃないの。」

「五百番で訊けばわかるんだよ。」

「ヨタねぇ。」

「だって、五百番で訊けば何だって教えてくれるじゃないか。」

「じゃ訊いてみようかしら。みーさん以上の浮気者があるかって?」

「それはお前がよく知っているじゃないか。女でいえばお前さ。」

「ウソ! こちら、そんなこと信じないわねぇ!」

彼女は、村川の顔をのぞき込むように見上げた。

「さあ! ボツボツ帰ろうか。」

今井が立った。

「あすこへお寄りになるでしょう。」

美佐子が、目くばせしながらいった。

「うむ、ちょっと寄ってもいいな。」

村川は、やっと解放された気になった。

「わたしは、もうお暇いたします。」

改まって、今井にいった。

その堅くるしい初心な態度をなみ子は不思議そうに見ていた。

「君も、つきあいたまえ、いいじゃないか、まだ九時前だよ。」

「あの、僕はちょっと用事がありますから。」

「そうか。じゃ、自動車を呼ぼう。」

「いいえ。それには及びません。電車で帰ります。」

「そう遠慮したもうな、いいじゃないか。