일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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おうしゅうきこう

欧洲紀行

横光 利一

横光 利一의 欧洲紀行(おうしゅうきこう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 120,107자 · 241화면

아오조라 문고

七月十八日

このあたりのブルジョワは皆自動車で旅に出て、汽車には乗らぬということだ。海を渡るにも、そのまま自動車を船に乗せる事が出来るから、遠くアフリカの方にまで自動車旅行をする習慣があるそうだ。日曜などには、イギリスから一晩泊りで来ている自動車を、よくシャンゼリゼーあたりで見受けることのあるのも、つまりは、自動車を乗せる特別船の仕度があるからだ。日本で富豪になっても、たいした仕合せがあろうとは思えないが、ヨーロッパの富豪は、次から次へと新しい遊びを考案しつづけていくのである。

七月十八日

部屋でひとり、中央公論の水上瀧太郎氏の相撲雑記を読んでいる。(私は相撲の記事を読むのが好きだが、この水上氏の雑記は非常に優れたものだと感心した)丁度読み終ろうとしている所へ、樋口君が一週間ぶりに這入って来て、いきなり、水上瀧太郎さんが死にましたねと云う。あまりに偶然の事とて、黙って驚いていると、脳溢血だとまた云う。この人の晩年飲み過ぎる苦しさを誰かに聞かされていたから、僕の父親もそうだったと、いろいろ感慨にふけりつつ、その日は外へ出て行った。途中で岡本太郎君に逢い、三人でオペラの方へ行く。