후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
おうしゅうきこう
欧洲紀行
横光 利一
横光 利一의 欧洲紀行(おうしゅうきこう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 120,107자 · 241화면
八月五日
これでは働ける筈がない。敗れて風呂敷包を抱え、とぼとぼ退場して行く姿は離縁されて実家へ戻る不運な主婦を見るようだ。一万メートルの村社とフィンランド陣との競走はこの日の圧巻であった。卅一人の選手のうち最初の一回から十二回までは、村社が先頭を切りっ放して進んで行く。しかし、十三回目の終るところでちょっと後を向いたので、これは駄目だと思うと果して十六回目の時にフィンランドの一人に抜かれた。あと二回の時にはフィンランド陣三人の抜き合いとなり村社が四番目になって進んでいる。ところが次の時には再び先頭に立って進んで来たのでこれは続くと思っていると次にはもはや駄目だ。このような日はただ肉体がものをいうだけだ。大きなものが殆どあらゆる競技に勝ってしまった。民族の肉体の限界を眼下に眺める壮観さは曇天のオリンピック以外には絶対に見られない。日本の負けた日は私は大きな実験室にいるように時々望遠鏡を顕微鏡のように手にとって人々の筋肉を調べて見るので楽しみになる。
八月五日
四日、五日、日本の一行が目ざましかった。各国の観衆の中で昨日までは黒人とドイツ人の一人舞台の観があった。